35代以上の中高年がモテるために気を付けたい加齢臭の原因と対策
35歳を過ぎて家族がいる方は一度くらいは「臭い」「加齢臭がする」と言われたことはないでしょうか。まさか自分から嫌な匂いがするとは思ってもいなかったのに、残酷な事に35歳過ぎると加齢臭はすると思った方がいいでしょう。
自分では気づきづらい「加齢臭」ですが対策をしないと匂いは強烈にするばかりでモテるどころか人が離れていく原因にもなるので加齢臭の原因を知り、しっかり対策することでモテの1つの要素である「清潔さ」を保ちましょう。
加齢臭の原因は皮膚ガス「2-ノネナール」
加齢臭の原因は皮膚で分泌される皮脂が酸化することによって生成される皮膚ガス「2-ノネナール」です。
加齢臭の原因である「2-ノネナール」は、皮脂中の「パルミトレイン酸」という脂肪酸から生成されます。この脂肪酸が「過酸化脂質」という強力な酸化剤によって酸化されることで2-ノネナールが生まれます。過酸化脂質も皮脂を原料としており、紫外線や体内で生成される活性酸素によって生成されます。
加齢臭は男性35歳以上で女性は40代以降は注意するべき
男性では35歳前後、女性では40歳前後から「2-ノネナール」の発生が始まり、年齢とともに増加します。そして、50代以降になると加齢臭として顕著に感じられるようになります。
通常、皮脂の分泌は10代から20代にかけて増え、その後は減少するものの、なぜ加齢臭が50代以降に目立つのでしょうか?その理由の一つは、年齢を重ねると皮脂の成分が変わり、パルミトレイン酸が増加するからです。また、年齢とともに体内の活性酸素の量も増えるため、2-ノネナールが生成されやすい環境が整うのです。
加齢臭と別の悪臭「ミドル臭」にも注意
加齢とともに変動する皮膚ガス成分には、「2-ノネナール」だけでなく「ジアセチル」も含まれます。ジアセチルは、汗に含まれる乳酸を皮膚の常在菌が分解することで発生し、ヨーグルトやチーズのような独特のにおいを放つことが特徴です。
特に、30代から40代の男性では、ジアセチルと他の皮脂由来の皮膚ガスが混ざり合った臭いが顕著で、このにおいは「ミドル脂臭」と呼ばれています。
加齢臭の対策と予防
加齢臭が気になる方は下記4つの対策と予防を行いましょう。
- 朝と夜お風呂に入りやさしく洗う
- 汗拭きシートで定期的に体をふく
- 皮脂の酸化を予防する
- 練り香水など香りでカバーする
朝と夜お風呂に入り優しく洗う
加齢臭の原因である皮膚ガス「2-ノネナール」は皮膚表面の皮脂が由来のため、洗浄によって除去することができます。体をしっかり洗い、湯船にゆっくり浸かることで、その時点で加齢臭を取り除くことができます。
ただし、皮脂は夜間の睡眠中にも分泌されるため、特に気になる場合は、朝に簡単にシャワーを浴びるのが効果的です。
とはいえ、朝晩の入浴は有効ですが、過度に洗うのは逆効果です。皮脂を過剰に洗い落とすと、逆に皮脂の分泌が増え、加齢臭が悪化することがあります。優しく洗うように心がけましょう。
汗拭きシートで定期的に体を拭く
加齢臭の原因は皮脂が酸化することで発生する成分なので皮脂自体をこまめに拭くことで加齢臭を予防できます。とくに夏場は汗をかきやすいので携帯できる汗拭きシートで2~3時間に一度、胸や背中など体幹部分を中心部拭きましょう。
ミドル臭は後頭部を中心に発生するので首回りや耳の裏周辺など拭くことをおすすめします。
皮脂の酸化を予防する
「2-ノネナール」は、皮脂の酸化を防ぐことで予防できます。そのためには、以下の点に注意することが重要です。
- バランスの取れた食事を摂る
- 適度な運動を日常に取り入れる
- 十分な睡眠を確保する
- 紫外線を避ける
練り香水など香りでカバーする
加齢臭を隠すために香水を使うのは根本的な解決にはなりませんが、簡単な対策です。マスキングとも言って匂いをごまかす方法です。以下に、おすすめの香りをご紹介します。
「2-ノネナール」のにおいはシトラス系に属するため、オレンジ、レモン、ライムなどのシトラス系の香りが良く合います。しかし、これらの香りは持続力が低いため、こまめに付け直す必要があります。他にも、松のような森林系の香りもおすすめです。
加齢臭の原因と対策のまとめ
35歳を境に加齢臭は誰しも発生するので予防し少しでも抑える努力をすることをおすすめします。